お問合せ

コラム

TOP > 大王フードサービスのコラム情報 > 平成30年8月度 健康コラム「熱中症対策」

平成30年8月度 健康コラム「熱中症対策」

  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
食べ物には、さまざまな病気の予防になる栄養素が含まれている反面、偏った食生活では生活習慣病などの病気を引き起こしたりもします。
食べ物にどんな栄養素が入っていて、どんな働きがあるのかを知って、健康な体を維持するためにお役立てください!

今回8月の健康コラムは「熱中症対策」です。
総務省消防庁によると・・・
熱中症による救急搬送人員数が7月9日~15日までで、9,956人だそうです。
前の週と比べると約3.7倍に増えているようで、7月の中頃~月末までの暑さは凄まじかったですね。
8月も暑さが続きますので、引き続き「熱中症対策」取り組みましょう。
※食事で摂取できる栄養素や様々な成分の健康影響は、習慣的・継続的な摂取によって生じるものであり、1回の摂取では効果・効能は得られません。

▼熱中症とは・・・
高温多湿な環境に身体が適応できないことで生じる、さまざまな症状の総称をいいます。

以下のような症状が出たら、熱中症のサイン!
・めまいや顔のほてり
・筋肉痛、筋肉のけいれん
・体のだるさや吐き気
・まっすぐ歩けない
・呼びかけに無反応
熱中症にならないためにも、予防・対策をしっかりしましょう。

熱中症は、誰もが条件次第でかかる危険性がありますが、正しい予防方法を知って普段から気をつけることで防ぐことができます。
1.暑さに負けない体を作る。

・水分をこまめに取ろう(スポーツドリンク等の塩分や糖分を含む飲料は、水分の吸収がスムーズにできます。)
・塩分をほどよく取ろう(毎日の食事を通して、ほどよく取りましょう。)
・睡眠環境を快適に保とう(エアコンや扇風機を適度に使って、睡眠環境を整えましょう。)
バランスのよい食事や、しっかりした睡眠をとって、丈夫な体を作りましょう!

2.暑さに対する工夫をする。

・気温と湿度を気にしよう(日差しを遮ったり風通しを良くすることで、気温や湿度の上昇を防ぎましょう)
・室内を涼しくしよう(過度の節電や我慢をせずに、クーラーなどを適度に使いましょう)
・衣服を工夫しよう(麻や綿など、通気性の良い生地を選んだり、吸水性や速乾性に優れた下着を選びましょう)
・日差しをよけよう(帽子をかぶったり、日傘をさす事で直射日光をさけましょう)
当たり前のことですが、しっかりと対策しましょう!

▼熱中症を予防・緩和する栄養成分
◎カリウム

汗をかくと、塩分と一緒にカリウムも排泄されます。
カリウムが失われると、体の細胞自体が脱水症状を起こすと言われています。
熱中症を発症した際、細胞の脱水症状は、重要臓器の細胞機能障害の原因となる可能性があります。
また、筋肉の収縮を助ける働きがあるため、熱中症にかかった時の回復にも役立ちます。
普段から摂取することで、熱中症の予防にも回復にも効果のある栄養素です。
(オススメ食材:小豆、ほうれん草、干しひじき、じゃがいもなど)

・ビタミンB1

ビタミンB1が不足すると、食欲不振・倦怠感・手足のしびれやむくみなどの症状が発症する可能性があります。
(オススメ食材:豚肉、うなぎ、グリンピースなど)

・クエン酸

クエン酸は、梅干やレモンなどに多く含まれている酸味の主成分で、疲労の原因となる乳酸の発生を抑え、疲労回復に優れた効果を発揮します。
(オススメ食材:梅干、レモン、オレンジ、食酢など)

※食事で摂取できる栄養素や様々な成分の健康影響は、習慣的・継続的な摂取によって生じるものであり、1回の摂取では効果・効能は得られません。

~8月の旬食材紹介♪~
◆アナゴ(穴子)

日本でアナゴと言えば、「マアナゴ」を指しますが、水族館で人気の高い「チンアナゴ」を始め、アナゴにはたくさんの種類があるそうです。
因みにチンアナゴの「チン」は、日本が原産であるチンという犬種に顔が似ているからと言われています。
またアナゴには、「ビタミンA」が豊富に含まれており、肌の粘膜に作用して皮膚の細胞の酸化を防ぐと言われています!
肌荒れが気になる方には効果的とされるビタミンAですが、体内で蓄積されやすいので妊娠中の方には特に注意が必要です。
妊娠中に摂り過ぎると、胎児奇形のリスクが高まるとされているので気を付けましょう。

◆トウガン(冬瓜)

「冬瓜」と書きますが、夏野菜です。
名前の由来は貯蔵性が高く完熟したものは丸ごと保存をすれば、冬まで持つ事からという説が有名です。
トウガンは、約95%が水分で栄養素としては「カリウム」が豊富です。
カリウムは、むくみの解消や高血圧の改善効果が期待できます。
むくみ解消に期待ができると言われる訳は、単にカリウムの含有量が豊富というだけではありません。
水分含有量が多いので、夏場に多いとされるむくみ(水分の補給がされない為に、不要になった水分を体が溜め込んでいる状態)の改善に有効であるなど、様々な要因が重なっての結果であると考えられます。

◆ナシ(梨)

ナシは日本で食べられていた歴史がとても長く、弥生時代には既に食べられていたと考えられています。
今の私達が食べているような甘味が強く果肉に柔らかさがあるナシは、明治時代以降に発見・品種改良された物で、江戸時代のナシはもっと歯ごたえと酸味が強かったようです。
ナシは約90%が水分ですが、「アスパラギン酸」というアミノ酸の1つが注目成分です。
アスパラギン酸は、筋肉や内臓の元となるたんぱく質の合成に必要な物質です。
またカリウムやマグネシウム、カルシウムなどのミネラルと結びついて、筋肉運動に必要なエネルギーの代謝を促進する為、体のスタミナを付けて疲労に対する抵抗力を高める作用があると言われています。

閲覧ありがとうございます。
当社では、お客様のご要望ごとに、オーダーメイドでの運営をご提案します。
給食会社として、事業所(お客様の食堂)では「おもてなし」の心を何より大切にしております。
お電話・お問い合わせフォームより、お気軽にお問い合わせください!
  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加