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栄養士になるためには?

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今回は「栄養士」という仕事についてお話ししたいと思います。
これから栄養士を目指す方や、栄養士に興味があるという方は、参考程度に目を通してみて下さい。

まず始めに栄養士になるためには、栄養士資格が必要です。
厚生労働大臣の指定した栄養士養成施設を卒業すれば、栄養士資格取得を申請することができます。
四年生大学や短期大学などで栄養士養成課程を修了し、卒業後に申請することで、都道府県知事から免許証が交付されます。



早く栄養士として仕事に就きたいなら、短期大学か専門学校に通うことを選ばれると思います。
栄養に関して幅広い知識を得たい・管理栄養士を目指したいという場合は、四年制大学を選ばれるでしょうか。
皆さんの環境は様々だと思いますが、どんな仕事をしたいか、どういったジャンルの力を伸ばしたいのかを考えて、オープンキャンパスなどのイベントに参加して、自分に合った学校を探してみましょう! 

学校についての「違い」を、簡単にご紹介します。

▼四年制大学

栄養士を目指せる四年制の大学には「栄養士」と「管理栄養士」の両方の養成課程を設けられている大学があります。
栄養士資格と異なり、管理栄養士資格を取得するには、国家試験を受験して合格することが必要です。
管理栄養士資格を考えられている場合は、管理栄養士の養成課程がある大学に行くか、栄養士資格を取得された後に、実務経験を積む必要があります。(短期大学からの編入制度もあります。)

修業年限が何年なのかによって、施設において栄養の指導の年数が異なります。
管理栄養士の資格を取得したい場合は、その点も考慮して学校を選びましょう。


▼短期大学、専門学校

必要最低限の技術を身につけて、現場で力をつけたい!という方は在学年数が少ないほうが良いですよね。
二年もしくは三年での卒業が可能なので、四年制大学よりも早く現場に出られることがメリットです。
栄養士になるための勉強だけでなく、大学と同じように一般教養も学べます。

また研究・開発職ではなく、給食現場などの献立作成や調理の仕事をメインにしたい方が多く入学されるようです。
学校により設備やカリキュラムも当然異なりますので、情報をたくさん集めましょう!
就職後に、働きながら管理栄養士資格を取得される方も多くいます。


▼栄養士としての就職先

栄養士は、食事の管理と指導が主な仕事です。
保育園や、社員食堂、学生食堂、病院や老人福祉施設などでの食事提供が活躍の場とされます。
また、食品メーカーの商品開発部などで、開発業務に携わるという道もあります。
最近では、ドラッグストアやトレーニングジムなどでも栄養士職の募集が多く見られます。
栄養関連のサービスを展開する企業も多様になり、「食」の専門家としての栄養士のニーズは今後もさらに高まっていくと考えられます。

栄養士の知識をどういった場で発揮したいか、調理に従事したいかどうかを考えて、卒業後の就職先もイメージしてみましょう!
また管理栄養士になれば、資格手当で収入が増える場合が多く、栄養士よりも携われる業務が増えて、仕事の幅も広がりますので、弊社でも入社後に管理栄養士資格取得に励む方が多いです♪

「栄養士職」といえば、女性のイメージを持たれる方が多いと思いますが、もちろん男性の栄養士さんもいらっしゃいますよ! 
現場での調理作業などがある会社は、力仕事の業務も多く、男性の栄養士さんを求めます。
弊社に勤めている栄養士さんの男女比は「3:7」ほどです。

▼管理栄養士の仕事

専門的な知識を身に付けた管理栄養士は、高度な業務に関わる場合が多いでしょうか。
医療の場では、病気に特化した栄養指導が求められます。
またフードコーディネーターになれば、メニュー開発や料理教室の講師、商品企画などの道もありますね!

集団給食の管理業務や指導に携わったり、保健所を設置している市などで専門的な栄養指導も行えます。
栄養士と同様に、給食施設での調理・栄養管理などに従事される方も多くいます。

弊社大王フードサービスは給食会社ですので、最後に「委託給食」と「直営給食」についてお話します。
ひとつの参考として、ご覧ください。


▼委託給食会社とは?

企業や官庁、学校などからの依頼により管理栄養士や栄養士、調理師を出向させる給食会社です。
社員食堂などの産業給食施設以外にも病院や福祉施設なども運営します。
担当する職場によっては、献立作成やメニュー開発の他に栄養士職でも調理を行うこともあります。
企業や工場の社員食堂などでは、味・健康に配慮しながら、帳票類の管理などにも従事されるでしょう。

どの委託給食会社で働く栄養士にも、おそらく調理スキルが必須だと思います。
就職されれば、食材の扱いや包丁の使い方など、基礎的なことから指導があることでしょう。
また委託給食会社に就職したら、それぞれの社員食堂のある企業の中などで毎日仕事をしますが、給与支払いや様々な管理については、当然ですが所属している委託給食会社が行います。


▼直営給食とは?

病院や施設、学校に栄養士として直接就職するので、雇用主は病院や施設になります。
委託給食会社との違いは、「栄養指導」という点が大きいでしょう。
糖尿病や減塩が必要な傷病者に対して、医師や看護師などとチームを組んで栄養管理をする「NST」といった活動などを行うこともあるようです。(NST:医師や看護士、薬剤師などと一緒に組む栄養管理の専門チーム)
ですので、栄養だけでなく疾病に対しても知識が必要な場合があります。
業務内容については、厨房で調理や衛生管理、発注や検収業務、献立作成などの委託給食と同じ様な業務にも携わります。

「委託」給食会社は多種多様ですが、直営給食と比べたメリット・デメリットを簡単にまとめてみました。
(あくまで一例です。)

▼委託給食会社のメリット

1.病院・老健、会社や工場の社員食堂など勤務地は様々で職種も多く、色々な経験をしたい場合は良いかも!

2.各勤務地の栄養士さん・調理師さんと多く触れ合う機会があり、様々な知識を得られるかも!

3.勤務地が次々と増えていくので毎年一定の求人数があり、同年代の先輩・後輩も比較的多い!

4.人間関係などの理由で職場を変わりたい時に、会社を変えなくても職場を変えれる場合があります!

▼委託給食会社のデメリット

1.委託給食の場合は職場が1つではないので、周辺の現場で急な人手不足になった場合に、応援にかけつけてもらうことがあります。

2.栄養相談やカウンセリング等の業務など、栄養指導についての関わりが勤務地によって直営給食より少ない傾向です。

3.転勤の可能性や、昇格人事で新店に異動など、人の入れ替わりも直営給食より多いですね。

※同じ場所で働き続けたいという方は、入社前にどのくらいの頻度で転勤があるか確認しておきましょう!

閲覧ありがとうございます。
既にご存知の方も多いと思いますが、栄養士を目指す方にとって少しでも参考になれば幸いです。
何かありましたら、お電話・お問い合わせフォームより、お気軽にお問い合わせください。
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