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平成30年2月度 健康コラム「噛む習慣」

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食べ物には、さまざまな病気の予防になる栄養素が含まれている反面、偏った食生活では生活習慣病などの病気を引き起こしたりもします。
食べ物にどんな栄養素が入っていて、どんな働きがあるのかを知って、健康な体を維持するためにお役立てください!
今回2月の健康コラムは「噛む習慣」です。
食事をする際、しっかりと噛めていますか?
急いで食事をしがちな人や、軟らかい食べ物ばかり好む人は、今回のコラム必見です!
※食事で摂取できる栄養素や様々な成分の健康影響は、習慣的・継続的な摂取によって生じるものであり、1回の摂取では効果・効能は得られません。

◎よく噛む習慣をつけましょう!

近年、軟らかいものを好んで食べる「軟食」の傾向にあり、あまり噛まないことで顎の骨や咀嚼筋群(そしゃくきんぐん)の未発達につながり、昔の日本人に比べて顎のラインが細い骨格の人が増えていると言われています。
子供の頃、親等の年上の人に「よく噛んで食べなさい」と言われたことはありませんか?
「噛むこと」は、子供の顎の発達や歯並びに大きく影響してきます。
それだけでなく、大人になっても噛んで脳が刺激されることで、痴呆症の予防やストレスの解消につながるそうなのです。
噛むことは、とても大切です!
毎日よく噛んで食べる習慣を、この機会に意識してみてはいかがでしょうか。
また、よく噛むことで顎が発達し、言葉の発音が綺麗になり、表情も豊かになりますよ♪

▼肥満防止

よく噛むことの効能には、肥満を防ぐ働きもあると言われています。
お腹がいっぱいであることが、脳の「満腹中枢」に伝わるまでに20分かかりますが、食べるのが早い人は実際もう満腹の状態なのに、このタイムラグにさらに食べ続けてしまい、脳がようやく満腹と感じた時にはすでに、食べ過ぎという状態になっています。
よく噛むことで、脳が刺激されて消化も早くなり、タイムラグが無くなって食べ過ぎを防ぐことにつながります。

★ポイント★
味噌汁や飲み物などでごはんを流し込んだりすると、タイムラグができてしまいます。
また、口の中に水分がたっぷりあると、大切な唾液の分泌が減ってしまいます。
ゆっくりよく噛めば、自分の唾液で呑み込めますので、なるべく飲み物は別にしましょう!

▼胃腸快調

よく噛むことで消化を助け、胃腸の負担が少なくなります。

▼味覚の発達

よく噛むことにより、味覚の発達の効能も期待できます。
人は、濃い味にはすぐに慣れてしまいます。
できるだけ薄味に調理されたものを、よく噛んで食べることで、素材の持ち味を味わえるようになると言われています。
味だけでなく、食べ物の形や固さを感じることができますね!

▼脳の発達

脳の緊張を解したり、顎を開けたり閉じたりすることで、脳に酸素と栄養を送り、活性化する効果が見られます。
脳細胞の動きが活発になることで、子どもの知育を助け、高齢者は認知症の予防に役立つそうです。

▼歯の病気予防

よく噛むことで、唾液を多く分泌します。
口の中を流れている唾液には、自浄作用によって虫歯や歯周病を防ぎ、歯を保護し、初期の虫歯をもとに戻そうとする再石灰化の働きもあります。
歯の健康を保つためにも、噛むことは重要です。

▼ガンの予防

唾液に含まれるペルオキシダーセという酵素が、食品の発ガン性を抑える効果が期待できるそうです。
30秒食品に唾液を浸すと効果がみられるそうなので、ここでもよく噛むことが重要になります。

★ポイント★
唾液の分泌量は、年を取るごとに低下していきますので、年を取れば取るほど、よく噛んで唾液をしっかり分泌させることが重要です。

▼ストレスの緩和

野球選手やスポーツ選手が休憩中にガムを噛んでいることを見かけたことがありますか?
ガムを噛むことで、「セロトニン」という神経伝達物質が分泌されます。
脳内にセロトニンが増えると、緊張感がほぐれ、ストレスが緩和されたり解消されるそうです。
セロトニンは、一定のリズムの運動で分泌されやすいのでガムを噛むと丁度良いそうですが、日頃の食事でもゆっくりよく噛んで食べるのはストレス解消につながるそうです。

◎よく噛む工夫をする!
よく噛むためには、歯ごたえある物を食事に取り入れるのも工夫の一つです。
・魚介類
(するめ、煮干、小魚、桜えび、こんぶ、わかめ、ひじき、その他貝)

・根菜類
(ごぼう、れんこん、たけのこ、にんじん、大根)

・葉物野菜
(ほうれんそう、小松菜、春菊)

・果物
(りんご、なし)

・いも、豆類
(さつまいも、大豆、いんげん豆、枝豆)

・乾物
(切り干し大根、かんぴょう、高野豆腐)

・ナッツ類
(ごま、ピーナッツ、アーモンド、くるみ)

よく噛むということを意識づける為にも、上記の食材を多く取り入れてみてはいかがでしょうか!

~2月の旬食材紹介♪~
◆モズク(藻付)

モズクは、別名「イトモズク」という枝分かれのある糸状の海藻です。
漢字でも「藻付」と書き、岩礁に張り付くように生える海藻です。
暖かく浅い海で獲る事ができて、日本では主に沖縄で収穫されています。
販売されているモズクも、90%が沖縄産と言われているほどです。
因みに、日本国外ではトンガ王国という国が有名な産地だそうです!
モズクには「フコダイン」という食物繊維の一種が豊富です。
モズクのヌルヌルの元となる成分で、昆布やめかぶなどにも含まれています。
食物繊維は善玉菌のエサになり、腸内の善玉菌を増やす働きが期待できます。
その結果、腸内環境が整うとされ、便通をスムーズにする事に繋がります。

◆ミツバ(三つ葉)

1本の茎に葉が三つ付く為、三つ葉と呼ばれているそうです。
日本料理において、料理の風味を引き立て、飾りや香り付けを目的にとても重宝されています。
丼やお吸物にも添えられている事が多いミツバは、食べずに残してしまう人も多いのではないでしょうか??
使用する量は少ないですが、三つ葉の爽やかな香りは「クリプトテーネン」や「ミツバエン」と言われる成分が含まれています。
これらは、食欲を増進する作用や神経を安定させ、イライラを解消する効果が期待できるようです。
その為、気持ちをリラックスさせると言われています。
また、血液中のヘモグロビンを生成して貧血を防ぐとされている鉄分も豊富と言われています。

◆デコポン(不知火)

デコポンとは、不知火(しらぬい)という品種のミカンです。
糖度13度以上、クエン酸1.0以下などの全国統一糖酸品質基準を満たす固体のみ許された呼び名だそうです。
デコポンは、ポンカンとキヨミの交配により作られた品種で、爽やかな甘みが特徴的です。
不知火の名称はデコポンが最も有名ですが、他にも「フジポン」や「ヒメポン」、「キヨポン」の名で販売されているようです。
デコポンには、ビタミンCが豊富に含まれています。
ビタミンCは免疫力を強化すると言われ、風邪の予防に効果が期待できます!
またクエン酸には、体内の酸性物質を減少させる効果や血液の流れを良くして、冷え性改善などにも効果が期待できそうです。

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