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平成30年7月度 健康コラム「夏風邪に注意」

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食べ物には、さまざまな病気の予防になる栄養素が含まれている反面、偏った食生活では生活習慣病などの病気を引き起こしたりもします。
食べ物にどんな栄養素が入っていて、どんな働きがあるのかを知って、健康な体を維持するためにお役立てください!
今回7月の健康コラムは「夏風邪に注意」です。
しつこくだるさが続く夏風邪。
夏を楽しく乗り切るために、夏風邪を知り、予防しましょう!
※食事で摂取できる栄養素や様々な成分の健康影響は、習慣的・継続的な摂取によって生じるものであり、1回の摂取では効果・効能は得られません。

◎夏風邪と冬風邪の違い
冷房のきいた屋内と屋外との寒暖差により、免疫力が低下すると、夏風邪にかかりやすくなります。
一度ウイルスに感染すると、お腹の中で一気に増殖し、それらを排出するのに時間がかかるため、夏風邪は長引きやすいと言われています。
そして現在、夏風邪には有効な治療薬もないため、体力や免疫力を高めて自然に治すほかありません。
200種類以上ある風邪の原因になるウイルスのうち、夏の暑さと湿気を好むウイルスが大暴れするのが夏風邪です。
・夏風邪菌(高温多湿なところが好き)
・冬風邪菌(寒くて乾燥した空気が好き)

▼夏風邪の原因ウイルス

夏風邪の主な原因のウイルスをご紹介します。
・アデノウイルス
アデノとは扁桃腺やリンパ線を意味し、ノドの痛みや発熱、激しい咳などの症状が特徴です。
子どもがプールで感染することも多く、「プール熱」とも呼ばれます。
大人でも感染すると扁桃炎や肺炎などを引き起こすこともあります。

・エコーウイルス
乳幼児に多く見られる夏風邪の代表的なウイルス性の感染症「ヘルパンギーナ」に関係している場合があります。
胃腸の不調のほか、口腔粘膜や手足に発疹が現れる手足口病の原因にもなります。

・コクサッキーウイルス
突然の発熱や口内炎、水疱など喉に炎症が起こる「ヘルパンギーナ」の原因菌とされています。

・エンテロウイルス
口腔粘膜や手足に発疹が現れる手足口病の原因になります。
エンテロとは、喉の意味を持ちます。

◎夏風邪を引いてしまったら

1.睡眠をとって、体力回復をしましょう。
低下した免疫力をもとに戻すには、安静にすることが大切です。

2.お風呂に入る。
皆さん「風邪を引いたらお風呂に入ってはいけない」というイメージありませんか?
現在の家庭風呂では、湯冷めなどの可能性も殆ど無くなったため、雑菌の温床になる汗を洗い流すために、入った方がいいという意見にシフトしています。(38℃以上の熱がある場合や、熱い温度のお風呂は避けた方が良いです。)

3.高熱が出たときは?
夏風邪のウイルスは高温多湿を好む性質があるため、布団にくるまって体温を上げて汗をかくことで治すという方法は有効ではありません。
涼しいところで、水分補給をしっかりしてぐっすり眠ることが回復への道のりとなります。

4.家庭内での感染を防ぎましょう。

冬風邪は飛沫感染のウイルスが多いですが、夏風邪は経口感染による感染が多いのが特徴です。
家庭内での感染拡大を防ぐため、手洗いうがいをしっかり行い、タオルなどを共有しないように注意しましょう。
夏風邪のウイルスが目から感染することもありますので、目薬も効果的だそうです。

◎高熱、のどの痛みがある場合にオススメ!
・冷たいもの
喉の痛みを和らげる効果があります。

・生姜や大根の辛味
食欲を高め、喉の痛みを和らげる効果があります。

・タンパク質が豊富なもの
食欲を高め、喉の痛みを和らげる効果があります。

◎腹痛、下痢、嘔吐がある場合にオススメ!
食べることよりも、脱水症状を防ぐために水分補給を優先しましょう。
ポイントは、水分と一緒に適度な塩分も補給することです!
食事するタイミングで、味噌汁の汁だけでも飲むなどしましょう。
食事ができそうになったら、以下のものがオススメです。
・消化に良いもの
おかゆや煮込みうどんなど

・消化が良く、タンパク質を多く含むもの
豆腐や白身魚など

・胃腸を整える効果が期待できるもの
りんごなど(すりおろすと、さらに効果的です。)

▼夏風邪にオススメの食べ物
◎赤ワイン

夏風邪のひき初めに効く飲み物として、少量の赤ワインが良いと言われています。
赤ワインには、消炎作用があるポリフェノールが沢山含まれます。
アルコールも20cc~30ccで、体温が2度ほど上がるとされ、免疫力を3倍活性化させます。
また、生姜にも炎症を抑え体温を上げる作用がありますので、ジンジャーワインを飲むのがよりオススメです!
作り方は簡単、赤ワイン20mlに生姜汁を3~4滴入れるだけ♪

◎発酵食品

夏風邪の予防には、発酵食品が効果的とされています。
発酵段階で栄養価が高くなり、豊富に含まれる酵素が消化や吸収もサポートしてくれるためです。
発酵食品で特にオススメなのが「発酵食品の王様」と呼ばれるキムチです。
キムチは、豊富なビタミンと乳酸菌で腸内環境を整えて、免疫力をアップするのに高い効果が期待できます。
発酵食品は、1日に2回以上時間をあけて摂ると、効果的だと言われています!

※スポーツドリンクの注意点
スポーツドリンクは、夏風邪時に効果的な飲み物です。
ですが、糖分が多く含まれるため、薄めて飲むなどの工夫をオススメします!

~7月の旬食材紹介♪~
◆ドジョウ(泥鰌)

ドジョウは全長約20cmの小柄な魚です。
日本では、古くから全国の池や沼、稲田などに生息していた淡水魚です。
土の中で生きているので「土生」とも書きます。
柳川煮や丸鍋など知名度が高い伝統料理もあり、東京などでは老舗のドジョウ屋もあります。
金沢では蒲焼きが主流だそうです!
しかし最近は、淡水域の乱開発や農薬の為に激減し、養殖が行なわれるようになっています。
それでも需要が満たせないので、中国や台湾などからの輸入物にも頼っています。
栄養価では貧血を予防するとされる鉄が、養殖ウナギの11倍、骨粗鬆症の予防に期待ができるカルシウムは9倍もあると言われています。
漢方では、ドジョウの効能について「内臓を温め、体の余分な水分を排出し解毒する」とされています。

◆セロリ(清正人参)

セロリの特徴とも言える強い独特の香りは、好き嫌いがハッキリと分かれる要因ではないでしょうか??
しかし、その香りに優れた効能がある事をご存知ですか??
特徴的な独特の香りの成分には、イライラを抑えたり頭痛を和らげる働きがあると言われています。
茎の方が目立っているように感じますが、葉にも多くの栄養素が含まれています。
注目すべきなのはカリウムです。
カリウムは過剰に摂取したナトリウムを排出する働きがあり、利尿作用でむくみを解消する事に役立つとされています。
また、塩分の摂り過ぎで起こる高血圧の予防にも期待できます。
店頭で購入する際には、茎が太く肉厚で青々しい物を選ぶと良いそうです。

◆スモモ(李)

「酸い桃」が語源だと言われています。
一般的に、生のスモモを「プラム」、乾燥した物を「プルーン」と呼ぶそうです。
英語では「プラム」、フランス語では「プルーン」と言うそうです。
健康補助食品で有名な「ドライプルーン」は西洋スモモを乾燥させた物だそうです。
「李下で冠を正さず」と言うことわざがあるそうですが、これはスモモの木の下で頭に手をやると果実を盗んでいるように見えるため、「人に疑われるような行いはすべきでない」という例えです。
クエン酸は、スモモの酸味成分です。
クエン酸は疲労回復に効果ができると言われていまおり、食物繊維のペクチンも含まれ、整腸作用や腸の働きを正常に整え便秘や下痢を改善する働きがあるとされています。

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