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平成30年10月度 健康コラム「歯を丈夫にする」

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食べ物には、さまざまな病気の予防になる栄養素が含まれている反面、偏った食生活では生活習慣病などの病気を引き起こしたりもします。
食べ物にどんな栄養素が入っていて、どんな働きがあるのかを知って、健康な体を維持するためにお役立てください!

今回10月の健康コラムは「歯を丈夫にする」です。
歯磨きをちゃんとしないと、虫歯になる。
あたりまえのことですが、ついつい面倒だなと歯磨きをしていないと、歯が無くなってしまうなんてことにも...
歯を失う理由は大きく2つあり、虫歯と歯周病です。
ひと昔前までは「虫歯は若い人」「歯周病は高齢者」と言われていたようですが、若い人でも歯周病が増えています。
長い人生を楽しく過ごすためにも、若いうちから歯を健康に丈夫に保つようにしましょう!

※食事で摂取できる栄養素や様々な成分の健康影響は、習慣的・継続的な摂取によって生じるものであり、1回の摂取では効果・効能は得られません。

▼歯を失う=全身の健康が損なわれる。

歯を失う最大の原因が「歯周病」で、高齢になると歯周病で歯を失う比率が高くなります。
歯周病は、歯を支えている歯肉やあごの骨が徐々に破壊されていく病気です。
そして歯周病は、口の中だけでなく全身の病気とも深い関わりがあります。
特に、メタボリックシンドロームと歯周病の関係は以下の理由から注目されています。

1.歯周病によって噛む機能が低下すると肥満になりやすい。

2.歯周病の原因菌である歯周病菌が血管に入ると、血液を介して血糖をコントロールするホルモンであるインスリンの働きを妨げ、糖尿病を悪化させる可能性がある。

3.逆に肥満や糖尿病の人は歯周病を発症しやすく、しかも重症化しやすい。
などの理由があります。

肥満や生活習慣病の予防のためには、いろんな食べ物をバランスよく食べることが重要です。
そして、なんでもよく噛んで食べるためには、健康な歯が欠かせません。
歯周病を予防して歯と体の健康を保ちましょう!

▼丈夫な「歯」にするには?

丈夫な歯を作る上で、一番大切なことは「偏食」をしないことです!
単に食材の好き嫌いをしないということではなく、硬いものばかり、逆に柔らかいものばかり食べていてもよくありません。
また、食事をした後の汚れを長時間口腔内に残さないことも大切です。
よく甘いものばかりを食べていると虫歯になりやすいと聞きませんか?
それは、虫歯の原因となる酸を作り出すからです。
また口の中に食べかすがたくさん溜まった状態でも同じことが起こります。
虫歯にならないためにも食べた後には歯を磨き、元気な歯を保ちましょう!

▼歯を強くする食材
◎カルシウム

歯の原料になる。
牛乳・大豆・小魚・桜えび・ごま・小松菜など

◎タンパク質

カルシウムの吸収をよくする。
卵・魚・肉・牛乳大豆など

◎マグネシウム

カルシウムの吸収を助ける。
魚介類・海藻類・納豆・玄米など

◎ビタミンD

カルシウムの利用を高める。
魚介類・きのこ類など

上記の食材ばかりを食べても、丈夫な歯にはなりません!
あくまでもバランス良く、これらの食材をプラスすると効率があがるということです。
 
▼自分の歯でしっかり噛むことは、どんな効果があるのでしょう?

1.肥満予防
よく噛んで食べることで満腹中枢が働き、食べ過ぎを防げます。

2.味覚発達
よく噛み味わうことによって、食べ物の味がよく分かります。

3.脳の発達
よく噛む運動は脳を活性化させ、認知症予防にもなります。

4.胃腸の働きを促進
よく噛むことで消化酵素がたくさん出て消化を助けます。

5.ガン予防
唾液には発ガン物質を抑制する働きがあります。

6.歯の病気を防ぐ
よく噛むと唾液が出て、口腔内をキレイにしてくれます。

先ほども記載しましたが「歯周病」は、全身に多くの影響を与えます。
歯周病も生活習慣病ですから、他の生活習慣病と関係があっても不思議ではありません。
喫煙・ストレス・噛み合わせなども、歯周病の原因としてあげられます。
毎日の食生活を含め、これらの生活習慣を見直すことで、万病予防に繋がります。
幅広い話にはなりましたが、いつまでも丈夫な歯を保てるように心がけましょう!

~10月の旬食材紹介♪~
◆カワハギ(皮剥)

カワハギは鱗がありません。
非常にザラザラした厚い皮に包まれ、硬い歯を持った小さなおちょぼ口が特徴的です。
切込みを入れるだけで簡単に手で剥ぐ事ができるので、カワハギ(皮剥)と言われるそうです。
また、皮は昭和初期の頃まで、ヤスリとして使用されていたようです。
和歌山や三重などでは「ハゲ」と呼ばれ、博打に負けて身包みを剥がされる事から「バクチ」と呼ぶ地方もあるそうです。
味は極めて淡白な白身の魚で、刺身はフグにも例えられるほどです。
カワハギにはビタミンDが比較的多く含まれており、小腸や腎臓でカルシウムとリンの吸収を促進する働きと、それによって血液中のカルシウム濃度を保ち丈夫な骨を作る働きが期待できます。

◆シイタケ(椎茸)

日本人にとって、身近なきのこの一種かと思います。
和食に用いられる事が多いですが、日本以外でも韓国や中国など東アジアを中心に自生しています。
東南アジアの高山帯やニュージーランドにも分布しているようですが、食用として親しまれているのは東アジア周辺の物だと言われています。
椎茸と書きますが、椎の木に発生するだけではありません。
欅や栗、樫、小樽などの様々な広葉樹の枯れ木に生えているそうです。
シイタケは、不溶性の食物繊維を豊富に含んでいます。
この食物繊維は、胃や腸の中で水分を吸収して大きく膨らみます。
それによって、腸の働きを活発にする働きがあり、食物繊維自体が水分を吸って柔らかい便となります。
このことから、便秘の予防や改善に効果が期待できると言われています。

◆ザクロ(石榴)

爽やかな酸味と甘みがあります。
古くから「女性の果実」と呼ばれ、美容や健康に効果があると考えられてきました。
しかし、日本では観賞樹として植えられていた事が多いそうです。
お酒のカクテルに使用する赤いシロップの「グレナデンシロップ」は、ザクロからできています。
民間療法で、実を細かく切った物を水から煎じて冷ました物を飲むと、喉の痛みや下痢の改善になると言われています。
抗酸化物質のアントシアニンやエラグ酸の含有量が多いとされています。
これらは、他のポリフェノールと相乗する事で高い抗酸化作用を発揮し、体内の過剰な活性酸素(フリーラジカル)を軽減してくれると言われています。
またビタミンCは、メラニン色素の沈着を防ぐ働きがあるとされ、美白やシミの予防にの効果が期待できるでしょう。

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